ネタバレありますご注意下さい
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絶望的な瞬間でした。
声を出していないのに、振り向いた彼はきょとんとして可愛らしく小首など傾げて(畜生、)「なんですか?」などと言ったのです。
咄差に答えられずぽかんとしていると、近くに寄ってきて(やめてくれ、)頭一つ低い位置から僕の顔を覗き込むのです。
「なんか言いました?」
黒い目が穏やかに夕暮れなど映す様はひどく平和で、平和じゃない僕の頭ん中にじんじんと染みて、ぐわんと止めを差しました。
「……もう駄目だ」
「はい?」
不可解だという顔をする(俺だって不可解だ、)子供に手を伸ばして、思わず顔を包み込みました。(一応反省はしているのです、)
ちゅ。
「………っ!!!!」
見る間に赤くなる顔に、ああ、やってしまったと思いました。
ああ、俺、こんなにも絶望的だ。
声を出していないのに、振り向いた彼はきょとんとして可愛らしく小首など傾げて(畜生、)「なんですか?」などと言ったのです。
咄差に答えられずぽかんとしていると、近くに寄ってきて(やめてくれ、)頭一つ低い位置から僕の顔を覗き込むのです。
「なんか言いました?」
黒い目が穏やかに夕暮れなど映す様はひどく平和で、平和じゃない僕の頭ん中にじんじんと染みて、ぐわんと止めを差しました。
「……もう駄目だ」
「はい?」
不可解だという顔をする(俺だって不可解だ、)子供に手を伸ばして、思わず顔を包み込みました。(一応反省はしているのです、)
ちゅ。
「………っ!!!!」
見る間に赤くなる顔に、ああ、やってしまったと思いました。
ああ、俺、こんなにも絶望的だ。
