ネタバレありますご注意下さい
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いつだってそんな風に、
いつもそうやって、
だからあんたは。
でかい黒い眼球からとめどなく涙が溢れて、そのままとくとくと頬を伝い顎を伝い、青い襟を濡らす。
「…っく…っ」
堪えた声と、拭う指と、時々思い出したようにしゃくりあげる呼吸を目の前にして、俺はどうしたもんかと息を吐いた。
「泣くな」
「……っ」
「…いや、訂正。泣いていいよ」
「…どっ…ち……です、か」
「お前の泣く顔は物凄く可哀想だから」
「……」
「でも今かわいいと思った」
眉をしかめて、は、と息をした。いつもなら突っ込まれてるタイミング。
手を伸ばして抱き締めると、鳴咽が酷くなる。馬鹿だ、と切れぎれに呟かれて、うん、と返事をした。
「ごめ…なさ、ごめん…なさい…」
「あー」
謝罪は聞かないふりをして、黒い頭を撫でる。
腕の中の柔らかい熱に、深く息をする。
「ぎんさん」
初めて、腹の傷がずきりと痛んだ。
春雨とか紅桜とか、銀さんがかばって怪我したとかそんな。
しかし腹に穴あけてばっかだな銀さんは。紅桜編で似蔵に左下っ腹に穴あけられたけど、芙容編で伍丸弐號にも同じとこを…
…今更ながら新八の心情を思うといたたまれないですね…
